ふんわり風~FU~代表
杉田ひとみ
免許 | 保健師・看護師 |
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認定 | ボディートーク協会認定ボディートークリーダー・指導者EQカレッジファシリテーター候補 |
来歴
保健師学校を卒業後、国立熊本病院の看護師として5年間勤務いたしました。
患者さんに寄り添いたいと、余命宣告を受けた若い夫婦の病院スタッフと家族による結婚式、会社社長の誕生日会などをともに祝い、患者さんの背景に応じた関りをするように努め、自分の死を悟りながらも懸命に生き続けている患者さんの姿に感銘しながら、結局は何もできない自分の無力さを感じました。
その後、行政保健師として20年間勤務。日々の生活の中で、家庭では2人の子どもにとって優しく穏やかな母親でありたい。夫を献身的に支える妻でありたい。職場は仕事を卒なくこなし、上司や同僚に信頼される人でありたいと、必死に頑張り努力するも、こころが満たされず虚しさだけが残り、ヘトヘトに疲れ果てて心も体も苦しくなっていたことに気づきます。
それは私たちが抱く感情や葛藤、子ども頃の経験などが影響を及ぼしている(心と体は密接につながっている)ことを知り、より深く自分や人に寄り添いたいと2002年から体ほぐしを通して心をほぐすことができるボディートーク、2008年から心身医学、人間関係システム論、体感ベース心理学などをベースとしたカウンセリングツールを学び続けています。
いのちの大切さ
温かい息と手のぬくもりで、息がほぐれ疲れた心が癒されました。自分の気持ちと正直に向き合うことで、穏やかな気持ちが自然と湧きおこり、ありのままの自分でいいのだと思えたのです。
また、学校に行きたくないという我が子の体をほぐし、自ら心を開き自分の思いを素直に話してくれ学校へ行くことができるなど、安心の中でいろいろな壁に立ち向かう勇気を持てるようになりました。その中で親子の信頼と絆が深まりました。
このような経験から
「この世に生まれる誰もがその手に包まれ育ち、その手の中で眠るように、最期の息を引き取ることができたらどんなに幸せなことだろう。」
「ふんわりとした ぬくもりを伝えたい。」
という思いであふれ始めました。仕事をしながらボランティアでの体ほぐし教室を実施し活動を続けてきました。
2015年に母が肺がんと診断され2か月でこの世を去りました。2016年に母の初盆を無事に終わらせた3日後兄が車の事故で54歳という若さで亡くなりました。
わたしの思い
人はいつか死を迎えることはわかっているけれど、その日は誰にも予測できないし、いつその日が来るともわかりません。大切な人の死から、私は自分の命について考えるようになりました。
私は今幸せなのか?
命はキラキラ輝いているのか?
自分らしく生きているのか?
と自分に問うた時に、答えは「ノー」でした。それは、頭でもなく、心でもなく体がそう反応したのです。
私が、私自身の命を輝かせ自分らしく幸せに、豊かに人生を送るために、また、赤ちゃんから息をひきとる最期の日まで、このあたたかい息と手のぬくもりで
「ふんわりと温かい人のぬくもりを感じながら」
「人生を自分らしく生きていけるお手伝いをしたい」
という思いでふんわり風~FU~を開業することといたしました。